リハ職の履歴書・職務経歴書の書き方|志望動機の例文つき
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リハ職の履歴書・職務経歴書の書き方|志望動機の例文つき
面接対策に力を入れていても、その前段階である書類選考でつまずいてしまうケースは少なくありません。履歴書・職務経歴書は、面接の機会を得られるかどうかを左右する重要な書類です。
この記事では、PT・OT・STの転職で使う履歴書・職務経歴書の書き方と、志望動機の例文を医師目線で整理します。
この記事の信頼性について
監修: 現役医師(放射線治療科) 大学病院勤務。研修医時代からPT・OT・STとの多職種連携を経験。採用に関わる書類のどこが評価されやすいかを、施設側の視点も交えて継続的に見てきました。
履歴書と職務経歴書の役割の違い
履歴書は「基本情報の一覧」、職務経歴書は「これまでの職務内容・スキルの詳細な説明」という役割分担があります。多くの転職活動ではこの2つをセットで提出します。
| 書類 | 主な内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 履歴書 | 氏名・学歴・職歴・資格・志望動機(簡潔に) | 基本情報の確認 |
| 職務経歴書 | 職務内容の詳細、担当した疾患領域、スキル、実績 | 専門性・実務能力の説明 |
履歴書作成のポイント
基本情報は正確・丁寧に
誤字脱字、記入漏れは第一印象を下げます。特に資格の正式名称(理学療法士免許・作業療法士免許・言語聴覚士免許)は正確に記載してください。
志望動機欄は簡潔に要点をまとめる
履歴書の志望動機欄はスペースが限られています。詳細は職務経歴書に譲り、履歴書では2〜3行で要点をまとめる書き方が一般的です。
写真は清潔感を重視する
スーツ着用、正面を向いた表情の写真を使用します。スマートフォンでの自撮りより、証明写真機や写真店での撮影が無難です。
職務経歴書作成のポイント
時系列(編年体)で整理する
職歴が少ない場合は、入職から現在までを時系列で記載する編年体形式がわかりやすいです。転職回数が多い場合は、直近の経験を先に書く「逆編年体」形式も選択肢になります。
担当してきた疾患領域・症例数を具体的に書く
「急性期病院で脳血管疾患・整形外科疾患を担当」だけでなく、「1日あたり平均〇単位、脳血管疾患を中心に年間〇〇件程度を担当」のように、可能な範囲で具体的な数字を添えると説得力が増します。
使用してきた評価ツール・技術を明記する
PTなら関節可動域測定・徒手筋力検査(MMT)・FIM、OTならMTDLP・ADL評価、STならRSST・MWST・VF/VEなど、実務で使ってきた評価ツールを具体的に列挙すると専門性が伝わりやすくなります。
多職種連携の経験を盛り込む
医師・看護師・ケアマネジャーとの連携経験、カンファレンスでの役割など、チーム医療の中でどう動いてきたかを書くと、採用側にとって働くイメージがつきやすくなります。
志望動機の書き方の型
志望動機は次の3つの要素を含めると、まとまりのある文章になります。
- これまでの経験(実績・強み)
- 転職したい理由(前向きな表現で)
- 応募先で実現したいこと(応募先の特色と結びつける)
志望動機の例文(急性期→回復期への転職、PT)
急性期病院にて5年間、脳血管疾患・整形外科疾患を中心に理学療法を担当してまいりました。早期離床から退院支援まで携わる中で、患者様の生活期における回復過程により深く関わりたいという思いが強くなりました。貴院は回復期リハビリ病棟における多職種連携の取り組みに力を入れておられると伺い、これまでの急性期での経験を活かしながら、患者様の在宅復帰に向けたリハビリテーションに貢献したく志望いたしました。
志望動機の例文(病院→訪問リハビリへの転職、OT)
回復期リハビリ病棟にて6年間、脳血管疾患・整形外科疾患の患者様のADL訓練を中心に従事してまいりました。病院内での機能訓練を通じて、患者様が実際の生活環境でどのように過ごされるかにより深く関わりたいという思いから、訪問リハビリへの転職を決意いたしました。貴事業所の生活行為向上マネジメント(MTDLP)を軸にした支援方針に共感し、これまでの臨床経験を活かして貢献したいと考え志望いたしました。
志望動機の例文(病院→介護施設への転職、ST)
急性期病院にて4年間、摂食嚥下障害を中心に言語聴覚療法を担当してまいりました。病院での短期集中的な介入だけでなく、患者様の生活に長く寄り添う支援に関わりたいという思いから、介護施設への転職を希望しております。貴施設では嚥下機能の維持を重視した食事支援に力を入れておられると伺い、これまでの評価・訓練の経験を活かして貢献したいと考え志望いたしました。
やってはいけない書き方
- 前職への批判が含まれる表現:「人間関係が悪く」「残業が多すぎて」といった表現は、書類選考の段階でマイナス評価につながりやすいです。前向きな理由に言い換えてください。
- 抽象的な表現の多用:「コミュニケーション能力があります」だけでは伝わりません。具体的なエピソード・数字を添えることをおすすめします。
- 使い回しが明らかな志望動機:応募先の特色に一切触れず、どの施設にも当てはまる文章になっていると、志望度の低さが伝わってしまいます。
提出前の最終チェックリスト
- 誤字脱字がないか(音読して確認する方法が有効です)
- 資格名・免許番号など基本情報に誤りがないか
- 志望動機に応募先の特色への言及があるか
- 職務経歴書の内容と履歴書の職歴欄に矛盾がないか
- 提出形式(郵送・メール添付・応募フォーム)に応じたファイル形式・体裁になっているか
よくある質問 FAQ
Q1. 職務経歴書はどのくらいの長さが適切ですか?
A4用紙1〜2枚程度が目安です。経験が長い場合でも、直近の経験を重点的に、それ以前は簡潔にまとめる工夫をすることをおすすめします。
Q2. ブランク(離職期間)がある場合、どう記載すればよいですか?
出産・育児、介護、療養など理由がある場合は、簡潔に事実を記載して問題ありません。無理に詳細を書く必要はなく、「〇年〇月〜〇年〇月 育児のため離職」のような簡潔な表記で十分です。
Q3. 志望動機は転職エージェント経由でも必要ですか?
エージェント経由の応募でも、履歴書・職務経歴書自体は求められることが一般的です。ただし、エージェントが添削や書き方のアドバイスをしてくれるケースが多く、初めての方は一度相談してみることをおすすめします。
まとめ
- 履歴書は基本情報、職務経歴書は専門性・実務能力を伝える書類という役割分担がある
- 職務経歴書には担当疾患・症例数・評価ツールなど具体的な情報を盛り込むと説得力が増す
- 志望動機は「実績」「転職理由」「実現したいこと」の3要素でまとめると伝わりやすい
- 前職批判や抽象的な表現、使い回しの文章は避けることが重要
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現役医師プロフィール
現役医師(放射線治療科)。大学病院勤務。研修医時代からPT・OT・STとの多職種連携を経験。将来のクリニック開業準備中。リハキャリアガイドの運営・監修を担当。
本記事は2026年8月時点の情報をもとに作成しています。書類選考の基準は施設によって異なります。転職に関する個別の判断は、各転職サービスの担当者またはキャリアカウンセラーにご相談ください。